エルモのXアカウントが突如乗っ取り被害に遭い、SNS上を騒然とさせました。
一連の事件では反ユダヤ主義的投稿や陰謀論が拡散され、子どもたちやファンに大きな衝撃を与えています。
本記事では、今回の乗っ取り騒動の全貌と、SNSの裏側に潜む危険性についてわかりやすく解説します。
エルモのXが乗っ取り被害に
This was Elmo's best year yet! ❤️ pic.twitter.com/Oc12Dl3NeF
— Elmo (@elmo) December 5, 2024
①エルモのXが乗っ取られる
2025年7月13日、世界中で愛されているキャラクター・エルモのX(旧Twitter)公式アカウントが突如として何者かに乗っ取られました。
この出来事は、およそ1時間のあいだ公式アカウントが完全に第三者の手に渡ったという前例のないケースとなりました。
アカウントからは差別的とも捉えられる過激な投稿が相次ぎ、エルモのファンや保護者の方々、さらには一般ユーザーまで多くの人に衝撃を与えたのです。

子供向けのキャラクターだからショックが大きそうですね…
事件発生後、エルモが出演している子供向けの番組「セサミワークショップ」は直ちに「ハッカーによる乗っ取り」を認め、全投稿を削除。
さらに、二段階認証やパスワードのリセットなどの緊急対応を発表し、翌朝までには「ほぼ復旧」したと報告しました。
投稿された内容
投稿された内容について詳しくまとめます。
①反ユダヤ主義的投稿


引用:滝沢ガレソのXより
エルモのアカウントが乗っ取られている間、「Kill All Jews」などの過激で反ユダヤ主義的な発言が全世界に向けて発信されてしまいました。
さらに、元アメリカ大統領のトランプ氏を名指ししてさらに過激な言葉で攻撃し、エプスタインファイルに関する陰謀論も拡散されました。
このような内容は、元々「優しさ」の象徴だったエルモのブランドイメージを大きく傷つけました。
教育的で子どもにも安心して見せられるはずのキャラクターアカウントが、たった数十分で「ヘイト」と「陰謀論」の拡散マシンになってしまった事実には、正直ぞっとしましたよね。
②乗っ取り犯の目的は?
ヘイトスピーチや政治的プロパガンダ、陰謀論の拡散は、事前の念入りな準備が必要そうですよね。
これは、エルモという絶大な信頼と拡散力を持つブランドを使って、最大限の注目と影響力を狙ったものでしょう。
アカウント乗っ取りの手口は、最近多発している「二段階認証の突破」「セッションクッキーの盗用」など、高度なハッキング技術が疑われています。
今後は、他の公式アカウントやセレブ、一般人も変わらず標的になるリスクが高いので、まずは簡単にできる定期的なパスワード変更などをしておくといいかもしれませんね。